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いわゆブログ

心豊かにすることを、メモしていきます。

「あー何かうまくいかない。」頭がパンクしそうな時に見る映画

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画像:Amazon|ベルナのしっぽ

ベルナのしっぽ

あらすじはこちらです。

24歳のとき、突然の病で視力を失ってしまった元永しずく。建築デザイナーになるという夢を絶たれ、暗闇に置き去りにされた彼女の心に“希望の光”をともしてくれたのは、ベルナという「しっぽ」のある家族でした。

『ベルナのしっぽ』映画 公式サイト/イントロダクション

 

目が見えない女性と盲導犬、そしてその家族との物語です。

 

今回印象的だったのが、主人公のしずく(白石美帆)だけでなく、その夫である隆一(田辺誠一)も盲目だったことです。

普通、目が見えない人の話というと、目が見えるパートナーがいます。が、料理から洗濯まで全て目が見えないもの同士でこなしていかなければならない。その上、親に反対されながらも、二人の間に子供が生まれます。

この子の成長ぶりがまた、端から見ていてグッとくるものがあるんですよ。でも両親の立場を考えると、子に支えられるなんて少々複雑な気持ちだろうか。

自分に置き換えて考えてみたら、相当ハードだよなあ、と感じました。

それを役として演じた二人は、もっと大変だったと思いますが、ホント尊敬します。全然違和感なく、見る側を惹きつけました。でまた、盲導犬ベルナが愛くるしい。いつも絶妙なタイミングで寄り添ってくれる。動物好きという理由でも楽しめるのではないでしょうかね。

 

ストーリーに関しては非常にシンプルです。毎日の暮らしを丁寧に描いている作品です。その中には、いくつもの苦難が立ちはだかっています。盲導犬を連れているため、飲食店に敬遠されたり、子供を保育園に預けにいくこともできない。(子供を噛む恐れがあり、何かあったら責任が取れないため。)

ですが、安易に屈することなく、小さく小さく理解の輪を広げ、一歩ずつ乗り越えていく姿を見て、考えさせられるものがありました。

「日常のちょっとした苦難」は、目が見える人もそうでない人も関係がないからです。

遠く現実味がないハードルを越えようとするのではなく、目の前にある小さな課題を一歩ずつクリアしていく。

あー何かうまくいかない。と半ば腐りかけていた心が「ふっ」と透き通るような作品でした。